なぜ終活をするのか?そのメリット・デメリットとは

   

「終活」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
季節が冬の訪れを告げたら誰もが冬支度をするように、人生もまた、ある時期を迎えたら、その先の未来をより豊かに生きるための支度をする…それが終活です。

マニュアルにはできない終活

人の数だけ人生があるように、人生の数だけ終活があります。
人は亡くなると、さまざまな手続きや届け出が必要なのは、すでにご存知かもしれません。
とくに一人暮らしの方は、多くの不安を抱えていらっしゃるでしょう。
そこで、ご自身が元気なうちに、さよならのセレモニーとなる葬儀や、永遠の住みかとなるお墓などについて準備をはじめたり、財産や相続についてプランニングしておく活動が、近年より一層注目され始めています。

しかし、ひと言で「終活」と言っても、マニュアル通りに終活をしてしまったら、今までの生き方やライフスタイル、数々の想い出を、自分の納得のいく形で残すことができません。
終活はひとりひとりの人生や思いを大切にし、自分に合った準備をすることに大切な意味があります。

終活を行うメリット

人生の最期を「どう生きるか」しっかり向き合える、それが最大のメリットです。
自分らしく、自由に、エンディングのプロデュースをしておけば、もしものとき、ご自身も戸惑うことなく、焦ることもなく、命を全うできるのです。

病気になった際の告知問題や、延命治療に対しても、事前にエンディングノートに記しておけば、ご家族なども判断に迷うことはなくなります。
相続に関しては、法的根拠のある「遺言状」に残しておくことをおすすめします。
また、ご家族や周りの方々へのメッセージも、ぜひエンディングノートに書きためてください。
口には出せなかった思いや感謝の気持ちが目に見えてわかり、ご家族にとっても「宝の言葉」となるのです。

このような準備をすることで、自分自身の不安を解消し「今をより豊かに生きることができる」というところに、終活を行うメリットがあります。

終活を行うデメリット

終活をはじめた途端、多くのことを心配するあまり、気がめいってしまい、中には終活自体を負担に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
終活を自己流で成し遂げようとすればするほど、不安になり負のスパイラルに陥ることもあります。
しかし、死を意識するというのは、どんな方であれ不安になるのは当然のことです。
だからこそ、未来を自分で作り上げ、不安や悩みを解消することのできる終活が大切になります。
終活をすることで、不安に感じていたことが少しずつ安心に変わり、より今を豊かに過ごしていくことができます。

終活を行うことで生じる、終活自体の負担や不安などのデメリットを避けるためには、余生を安心してサポートしてくれる専門家に相談したり、アドバイスを受けながら、ご家族や周囲の方とコミュニケーションをはかりながら、終活をスタートさせることが大切になります。

終活は、自分自身の将来の不安を取り除き、未来を明るくするための活動です。
もし、終活で困ったことや悩みなどがあれば、人生に寄り添って親身に耳を傾けてくれる専門家と話し合いをしながら進めていくこともおすすめです。
まずは、出来ることから始めてみて、一歩ずつ「自分らしい終活」を進めていきましょう。

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