生前整理はいつから始めれば良いのか、その方法とは

   

終活には欠かせない生前整理。
では、生前整理はいつからから始めるケースが多いのでしょうか?
また、生前整理を上手に進める方法やコツはあるのでしょうか?
ここでは、生前整理を始める時期や、スムーズに進めていく具体的な方法をご紹介します。

生前整理はいつから始めれば良いの?

終活の第一歩として生前整理をする方も、年々増えています。
一般的に生前整理を始める時期は、定年や生活の変化などから、60歳前後が多いとも言われています。
しかし、年齢にこだわらず整理を早く始めることには、大きな利点もあります。
40代50代からの生前整理は早すぎると思われがちですが、体力もあり自分のペースで焦らずに作業を進めることができます。
また、60代で始める生前整理は、ライフスタイルの変化に合わせて必要のないものを手放し、生活をシンプルなものにすることで、本当に必要なものだけを使った暮らしがスタートできるのです。
いつから始めるかは、その方の生活環境や体力に合わせることも必要ですが、増やすことから減らすことへの意識の変化を持つだけでも、生前整理に踏み出すことへつながります。
どの年代で始めたとしても、生前整理を早く始めることは、負担を細分化する効果があります。
「始めてみよう」と思い立ったそのタイミングが、生前整理の始める時期と言えるでしょう。

生前整理をスムーズに進める方法 〜物の整理は人生の整理〜

生前整理は「人生を楽しむ時間」でもあるのです。
ご自身の物を整理する時「こんなこともあったな」と今までの人生を存分に味わう時間にしましょう。
過去から新しい人生に目を向けるための終活が生前整理と考えれば、自然と明るい気持ちで整理ができるでしょう。

どなたでもすぐに始められる方法として、まずは3つの入れ物を用意してください。
それぞれの入れ物に「使用」「不使用」「保留」と書きます。
身のまわりの物を選別しながら、それぞれの入れ物に入れてきます。
「不要」の中身はすぐに手放すことができる物なので速やかに処分します。
「保留」はまだ手元に残すかどうか迷いがある物なので、半年をメドに再度選別をします。
ここでのコツは、残すための選別ではなく、手放すための選別だと決意することです。
捨てることは、前向きな選択でもあります。
大きな家具などは、ご家族や専門業者などに協力してもらいながら処分するか、物によってはリサイクルするもの良いでしょう。

生前整理をスマートに進める方法 〜いつから始める?情報の整理〜

情報とは、土地や家、車、預貯金に有価証券、貴金属などの財産、エンディングノートなどに記したご自身の意思や未来への希望なども含みます。
物の整理と同時進行で情報の整理もしていきましょう。
情報の整理を始める方の多くは、始めるタイミングに悩むとおっしゃいます。
しかし、物の整理と一緒にスタートさせれば、相乗効果で終活を進めることができます。
財産のことなど専門家に相談しているうちに、物に対する価値観も変わり、本当に必要な物の見極めもできるようになったケースもあります。
財産や相続に関しては、財産目録と呼ばれる財産の一覧表を作成しながら、不明点は専門家に相談する、このスタンスが生前整理をスムーズ、そしてスマートに続けられる方法なのです。

いつからでも始められるのが生前整理です。
例えば、買い物する際、増やす買い物から、消費した分だけを買う、これも立派な生前整理と言えます。
このような小さな意識の積み重ねが、人生をシンプルでより豊かにしていくのです。

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