終活で具体的にすることとその方法について

   

終活は「出来ることを、出来るときに、出来るところから」が基本です。
そこで、どなたでも気軽に始められ、継続することが出来る終活の方法をいくつかご紹介します。

安心は小さなアクションから

「安心は小さなアクションから」という言葉があらわすように、終活も小さなアクションの積み重ねが、やがて大きな安心感をもたらします。
まずは身のまわりの小さなことをリストアップしてみましょう。
携帯電話や新聞などの契約先や、SNSを利用する方は、各IDやパスワードも一覧にしておくなど、日常生活で必要なことをまとめておくのも終活に含まれます。
また、ペットを飼っている場合は、その後の世話をどうするか、ご家族と話し合い決めておくと安心です。
さらに、かかりつけの病院や担当医師、服用している薬なども、リストアップしておくことが重要になります。
処方薬が変わった際には、その都度、記録し直すことを習慣にしましょう。
このように、ご自身の生活に関わりのある情報をこまめに記録したり、話し合うことの積み重ねが、終活を続けるコツ・方法でもあります。

残したいものは「物」ですか?「想い出」ですか?

大切にしていた物や貴重な品々を手放すことに、抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
それらの物や品に愛着があれば尚のこと、手元に置いておきたくなるものです。
しかし、ご家族やお孫さんたちと永久に共有できるのは、物ではなく沢山の想い出ではないでしょうか。
今までの想い出に加え、新たな想い出を作るのも、それぞれの心に楽しい時間を刻むための終活の方法のひとつと言えます。
例えば、一緒に料理をして食卓を囲んだり、いつもより長く話をすることだけでも、大切な記憶として残っていくのです。
物を残すことから、一緒にいる時間や伝えたい言葉を残すことが、価値ある未来につながります。

自分だけのオリジナルエンディングノートをつくる

エンディングノートは、気軽に始めることができる終活の方法のひとつで、幸せなエンディングを迎えるためのシナリオ本と言えます。
どんなストーリーを描こうか、どうすれば自分の思いが伝わるか、ご自身のエンディングテーマを考える機会にもなるでしょう。
介護や医療のこと、葬儀やお墓のことなど、ご家族に引き継ぐ内容を書くことが大前提ですが、ノート本来の目的は、人と人とをつなぐコミュニケーションツールなのです。
決して義務的な書類ではなく、自分の希望を反映できる自由帳と考え、気軽にメモ程度から始めてみるのも良いでしょう。
実際に書き出してみると、頭の中がクリアになりご自身の本音も見えてきます。
そして終活ですること、したいこともクリアになってきます。
お金のことや相続の仕組み、生命保険や終末期医療などの疑問点は、信頼できる専門家に的確なアドバイスを受ければ、世界にひとつだけのオリジナルエンディングノートを作り上げることが出来ます。

終活とは、決してネガティブなものではなく前向きな活動です。
その活動を通じて、コミュニケーションの和が広がることでもあるのです。

終活ですることや、終活の方法はいくつも存在し、ひとりひとりが自由に選択することができます。
ご自身やご家族の笑顔のために、まずは気軽に出来ることから踏み出してみましょう。

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